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やっぱり鶏肉が好き

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子供の未来

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ということで

今回はちょっと重いテーマです。

というのも、やっとうちもビオ(オーガニック)商品をできる限り買う生活が始まり、

でも、それは「なんとなく」だった私。

友人にストイックにビオのみ!!という人がいて、彼に話しを聞きたいなぁと思っていたのです。

いつも主人にかいつまんで、とてもわかりやすくいろんなことを聞いてきたので、

何も知らないわけではなかったけれど、「認識」というレベルではなかったのです。

「主人がわかっていれば、大丈夫」そう捉えていたのです。


そんな折、「映画に行って欲しいんだけど、夜なんだよね」と電話が。

この街に住む日本女子総動員(3名)で、映画を観て来ました。

ビオ生活者の友人は、仲良しご近所さんなのです。

で、「妻にも見て欲しいから、みんなで一緒に観てきてよ」とのお誘い。


夜に主人も子供もお留守番でお出かけなんて・・・笑


映画のタイトルは Tous cobayes?(全員モルモットなのか?) 。

すでにこの監督は2本映画を出していて、

『モンサントの不自然な食べもの』 『セヴァンの地球のなおし方』

彼のテーマが一貫していることがわかる内容です。

ジャン=ポール・ジョー監督

↑こちらを見ていただけると、今回私が見た映画をかいつまんで話してあります。

ちょっと先にはなるかとおもいますが、ほかの映画が日本で上映されているので、

いつかこの映画も上映されると思います。


内容は遺伝子組み換え商品と原発について。

原発と言えば、福島。 もちろん出てきます。 


自分で「無農薬野菜」を検索して調べると、

「化学肥料は厳しい安全基準を設けられ、精密な検査をしている」と。

「無農薬野菜は化学肥料の野菜よりも発がん性が高い」と。

そういうことばかり出てくるのである。

そこで主人に話しをすると、

「化学肥料もビジネスだよ!裏でお金が動いているんだよ」と。

化学肥料。化学=不自然なものですよね。

全ては石油が原料になっていると思ってもいいのかなぁ。 

主人は言うのです。「化学肥料のほとんどが石油。石油を飲んでごらんよ」と。

無農薬野菜の発がん性が強いという情報が、ウソだなと思わされる表現にドキ。


この映画では、ある団体が真実を暴くために、3千万円という費用をかけている。

OGM(遺伝子組み換え)のとうもろこし、同時に使用される除草剤との組み合わせ、

除草剤のみの3種類をねずみに与える研究です。

アメリカのサンモント社が「安全」と販売しているものを使用。

彼らももちろん「人体に影響はない」と判断するために実験しています。

が、3ヶ月マックスだそうです。

そして、この団体が行ったのは2年。 それでもまだ足りないと言う。

この結果がどうだったかというと、

3ヶ月目から異変が出始めたのです。 

今回実験に使用されたねずみは「ガンになりやすい種類である」そうで、

きちんとそのことも発表している。 

オスとメスでも結果が異なったのである。

信憑性にかけるとは言うが、オスは肝臓系の腫瘍、メスは乳の腫瘍が多く見られた。

その大きさには思わず息を止めてしまったほど。。。

除草剤だって、自然なものではありません。 

そしてOGMを使っている農家はたくさんあり、

職業病と言ってガンで早くになくなる方が多いという事実。

無農薬農家の方は「農家の友人を何人も亡くしている。全ては肥料のせいだ」と。

一番の被害者は農家だと。

そして、その肥料を輸出している方たちにも接触している。

もう触れ合うどころじゃすまないのです。 もう肥料のお風呂に浸かっている状態。

突然病気になり、仕事をやめていくと。

この仕事をしているから医療費のサポートがあるけれど、近隣にも風で飛びちっていて、

彼らの病気の原因がこれでも、サポートなんてありゃしない。と。

ガンと直面している職業なんて、必要でしょうか?




アフリカはセネガル。

ここに無農薬で作物を育てることを教えている先生がいる。

生徒はみな男性だったことがちょっと残念な現状だなぁと思ったけれど、

とてもとてもすばらしい講義をみて、未来のための選択があることを示された気がした。

「生きた木が一本もないこの土地でだって、作物を育てられるようになる」と。

そして実際に成し遂げ、その知識を若い世代へと教えている。

彼は「OGMと一つでも使ってみろ! その土地はもう終わりだ」と何度も言うのです。

それで育った作物からできた種が風で飛ばされ、別の土地で発芽する。

その土地もまた、化学で汚染されてしまうのである。 

やしの実から、また木を生えさせることだってできる。

自分たちで作ったもので種をとり、その種でまた作物を育てること。

いつかは畑を耕してみたいので、その時はきっと彼のことを思い出すことだろうと思う。


原発へと突然話しが移る。 そのことは上のサイトにはないですね。

フランスも原発大国です。

そして、フランスでも過去に大きな事故が3つあったことを知りました。

ざっと見た地図で言っても、80パーセントは汚染されていることがわかった。

そのうちの一つの事故が起きたそばで牛を育ているところで生まれた子供の50パーセントが

奇形でした。 その写真は模型か?と思うほど、すごかったです。

被爆するということ、次に世代へと受け継がれてしまうということの怖さを見せ付けられました。

原発は広島から始まり、未だ未知のものでもある。

今後、どんな被害をわれわれに与えるのかは誰もしらないのである。

それでも人間は「最先端!すばらしい!!」と言って大喝采だった。

そして今、「モンスターを作り出してしまった、もう誰にも止められない」と。


安全基準への安易な考え方。

そして、近未来へのお金の欲望のみで全て成り立ってきたものである。

遠い未来など、彼らは考えていないのである。




映画の後、外は大雨が降っており、一箇所だけ開いていたカフェへ飛び込んだ。

雨が降るけど、テントの下のテラスに陣取り、

ちょっと肌寒いので、みんなでショコラショー(ココア)を飲みながら感想会。


無知だった私は一晩にして、いろんなことを知ることが出来ました。

無農薬の野菜は高いです。 ビールだってなんだってビオがあります。

友人は「お金がないのに、旦那は食費にすごいお金をかけることに不満があった」と。

「子供と一緒に遊ぶことが苦手な彼だけど、

彼の子供への愛情表現が食生活を守ることだって最近わかったんだ」と。

愛情表現は人それぞれであると。 


あれはあーだった、こうだった。 こう思う。そう思う。

そうそう、これ知ってる? 誰々のサイトがとてもわかりやすよ。とかとか。

「うちは家族でこういう話をよくするの」 

「うちは旦那ががーっと話しからわかりずらい」

「うちは主人にわかりやすく説明してもらえるけど、、、」

それぞれの家庭で、こういう話題がどんな風にのぼるのかが違っていた。

私はこまめにニュースをチェックするのが苦手だけど、

興味を持った今、少しずつでも勉強していくべきテーマだと思っている。

そして、そのことを家族で話し、時には友人とも話しをすることを積極的にしたい。


今までどこかこういう考えこそ偏っていると、「過ぎた考え」に偏見を持っていたと思う。

でも、これは過ぎた考えでもなんでもない、ただの事実であって、うまく騙されてきただけなのだ。

そして、それを肯定したいがゆえ、偏見を持っていたんだと。

でも、それでいいのかな? だめでしょう!と。


カフェで「石油」に関しても話題になった。

ビオを買っているのに、袋に入っていて、それもよくないでしょう!!と。

まさにそういう会話を主人としていたので、共感できる人がいたじゃーん!!

プラットホームで毎日石油を掘る人たちは、危険と隣りあわせであることを知っていますか?

人間は石油に頼り過ぎ。 

石油がどんどん高騰していることは承知のことでしょう。

身の回りのもののほとんどが石油と関わりがあるものだなんて、思ったことがありますか?

便利になることの裏側には、危険と隣り合わせで働く人がいるおかげだなんて。。。


OGMを使った農家、旦那様を亡くした奥さんが、言った言葉。

「人びとが生きていくために彼は食べ物を作ってきたのに。。。」と。


まだまだそういう現実は世界中でいろいろあるんだと思うのです。

そういうものの上に、私たちの日々が成り立っていると思うと、切ないです。


少し立ち止まって考えてみてもいいのではないでしょうか?

家庭からはじめることで、子供に受け継がれていく習慣、考え。

それも大事なことだと思うのです。

出来る事から始めてみる。 

やってみようと思う。

 



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子供の未来、どう考える?
by junjun0625 | 2012-10-26 18:07 | environnement 環境問題